日本酒や焼酎などはたいへんデリケートなお酒です。
米を糖に変えて発酵させるという複雑な製造のためアミノ酸などの物質がたくさん入っており、温度や光、振動に対してきわめて過敏に反応するのです。
温度変化をできるだけ少なくして、1℃〜8℃の冷蔵庫等に入れ日光から遮断することが最も有効な手段です。
照明は、殺菌灯、蛍光灯は使用せず白熱球を使用するのが好ましいです。とくに紫外線は化学変化を起こしやすく、お酒を茶色に変化させてしまいます。透明ビンは茶ビンに比べて光を通しやすいので、特に注意が必要です。また、パック酒は光を通しにくいので照明は、ほぼ関係ありません。
ほとんどの日本酒はワインと違って、コルクを使用していないため、品質管理上、高湿度である必要はありません。逆に湿度が高いとラベルやキャップの汚損や異臭が起こる原因となります。また、横に寝かせて置く必要もありません。
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